5月のサポートテーマ

マロー工業は「健康経営優良法人(健康経営優良法人 中小規模認定)」の認定を毎年取得しております。

特に優良な健康経営を実践している企業・法人を顕彰する制度です。

その取り組みの一環としてアクサ生命より健康経営のアドバイスを受け社内に周知しています。

5月テーマは『”5人に1人は睡眠不足?仕事の生産性と睡眠の関わり”』です。

睡眠が仕事のパフォーマンスに影響を与えるということはご存知ですか?寝不足の日が続くと集中力や注意力が落ち、作業効率が悪くなります。寝ずに働くことが美徳とされた時代もありましたが、今は違います。
良いパフォーマンスを発揮するには、睡眠時間をたっぷりとることが必要です。

1. 睡眠不足がパフォーマンスに与える影響

1-1 認知機能の低下

1日の平均睡眠時間が7〜8時間の男女48人を集め、3日間眠らずに起きているグループ、2週間を1日4時間の睡眠時間で過ごすグループ、6時間のグループ、8時間のグループの4つに分けて、認知機能や注意力等を記録し、その変化を調べました。

睡眠時間を8時間とったグループは認知機能や注意力ともに低下しませんでした。
4時間のグループと6時間のグループは、日を追うごとにパフォーマンスが低下していきました。

1-2 睡眠不足のダメージは蓄積する

この実験で明らかになったことは、睡眠不足のダメージは蓄積するということです。実験開始から1週間経つと、6時間睡眠のグループの一部は睡魔に襲われながら過ごすようになりました。

1日6時間の睡眠を2週間続けると、2日間徹夜している状態と同じレベルのパフォーマンスになるということです。

睡眠不足の状態は酔っ払いと同じレベル!

17時間以上起きている人の認知機能が血中アルコール濃度が0.05%の状態と同じレベルにまで低下したと言います。6時間睡眠を1週間続けるだけでも、ほとんど酔っ払いながら仕事をしていると同じことになります。これでは到底生産性が良いとは言えません。

質の良い睡眠とは?

質の良い睡眠をとるためには、長時間寝れば良いわけではありません。質の良い睡眠とは、スムーズに入眠できること、深く眠れたと実感すること、スッキリと目覚めることの3つがポイントです。つまり、脳も体も充分に休めている睡眠を指します。どの程度深く眠れたかも重要であり、レム睡眠とノンレム睡眠の状態についても理解しておく必要があるでしょう。

・規則正しい眠りと覚醒のバランスが維持できており、夜と日中と夜のメリハリがある

・十分な睡眠時間が確保できており、昼間に居眠りをしたり強い眠気に襲われたりすることはなく、心身共に健康な状態で過ごしている

・夜中に目が覚めることが少なく、睡眠時間が安定している

・朝スムーズに目覚める

・起床後にすぐに活動できる

・ベッドや布団に入ってから短時間で眠れる

・ぐっすり寝たという感覚を得られている

・昼間の疲労感が少ない

よい睡眠につながる食事は?

・夕食は寝る3時間前までに済ませる。

・食べ物はよく噛む。

・バナナや肉類なども睡眠の質を上げる食べ物としておすすめ。

よい睡眠を取り、仕事の生産性アップにつなげましょう!!